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性格が悪いんじゃない!?パーソナリティ障害を疑ってみよう

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パーソナリティ障害と聞いて、ピンとくる方はどれくらいいますか?

どういう障害か聞けば分かるという方が多いのではないかなと思います。

 

そこで今回は、パーソナリティ障害についてまとめたので

ぜひ、参考にしてください!

 

 

 

目次

 

 

① パーソナリティ障害とは

② パーソナリティ障害の原因とは

③ パーソナリティ障害のいろいろなタイプ

④ パーソナリティー障害の治療・対策

⑤ 終わりに…

 

 

① パーソナリティ障害とは

 
 

パーソナリティ障害は、大勢の人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんでいたり、周りが困っているケースに診断される精神疾患です。認知(ものの捉え方や考え方)や感情、衝動コントロール、対人関係といった広い範囲のパーソナリティ機能の偏りから障害(問題)が生じるものです。他人を攻撃したり、あえて自分から遠ざけたり、自分を必要以上に否定したり…周囲から見るとどうしてそんな行動をとるのか不思議に思うことが多いでしょう。
 
しかし、ここで注意していただきたいのは病気がそれらの行動を引き起こしているのであって、「性格が悪い」ということとはまた違うということです。
 

パーソナリティ障害には、他の精神疾患を引き起こす性質があります。パーソナリティ障害と合併したほかの精神疾患が前面に出ることが多いので、パーソナリティ障害は背後から悪影響を及ぼす黒幕のような病気だということができます。

治療を進めるためには、患者と治療スタッフとが協力して問題を認識し、対策を検討するという作業が重要です。最近の研究からも、この障害は経過中に大きく変化する、治療によって改善する可能性が高いものと考えられるようになっています。

 

 

② パーソナリティ障害の原因とは

 
 

wing 明らかな原因は解明されていません

 
 

パーソナリティー障害の原因ははっきりと解明されていませんが、現在分かっているところでは、その人の生まれ持った性質(遺伝)と環境によるものが多いと言われています。
環境については、幼いころに体験した虐待や母親からの愛情をうまくもらえなかったことなどが発症につながるとされています。

なぜなら子どもは母親との愛着を形成することが、その後の自己の確立や感情コントロールに影響を及ぼすと考えられているのです。なので、時期が来ても親に過度に依存している場合や、逆に否定され続けて優等生を続けてきた人がパーソナリティー障害になりやすいようです。

 
 

③ パーソナリティ障害のいろいろなタイプ

 
 

パーソナリティー障害にはそれぞれの症状に分けていくつかのタイプがあり、アメリカ精神医学会の診断基準では大きく分けて以下の3つに分類されています。

 
 


 
 

wing A群(奇妙で風変わりなタイプ)

 
 

・妄想性パーソナリティー障害

 
 

特に根拠はなくても、他人が自分に悪意を持っているかのように疑い、行動の裏に敵意や悪意があるものと解釈してしまいます。本人は正当に攻撃しているつもりでも、相手からすると不可解な行動に見えるため、嫌がられやすく、結果的に本当に敬遠されてしまいます。
このタイプに当てはまる方の性格は冷淡で、他人にはよそよそしい態度を示すことが多いと言われています。

 
 
 

・シゾイドパーソナリティー障害(統合失調質パーソナリティー障害)

 
 

周囲への関心やかかわりへの欲求が乏しく、内向的で引っ込み思案、自分には孤独が合っていると思っています。いつも自分の考えや感情に没頭していて、人と親しくなることを避ける傾向にあります。他人が自分をどう評価してるかについてもあまり関心がありません。
空想することを好み、実際に行動するよりも論理的に物事を考えることを好みます。
このタイプに当てはまる方の性格は冷淡で周囲から距離を置こうとすることが多いと言われています。

 
 
 

・統合失調型パーソナリティー障害

 
 

統合失調症のような独特の思考や認知を持っていて、周囲から孤立しています。中には、自分の思考や行動は、物事や人をコントロールできる特別な力を持っていると考えている人がいます。(魔術的思考)例えば誰かに対して怒りの感情を抱くと、その人に災いを起こすことができると信じていることがあります。
これは統合失調症に似ていますが、それとは区別されます。

 
 


 
 

wing B群 (感情的で移り気なタイプ)

 
 

・境界性パーソナリティー障害

 
 

パーソナリティー障害の中では最も多く見られ、気分の波が激しく感情がとても不安定で、物事の善悪を極端に判定したり、強いイライラが抑えきれなくなったりすることがあります。
このタイプは若い女性に多く、自傷行為や大量服薬で救急外来を受診する患者さんは、この境界性パーソナリティー障害を持っていることが多いと言われています。

 
 
 

・自己愛性パーソナリティー障害

 
 

傲慢な態度で優越感が強く、自分の価値や重要性を過大評価することがあり、他人への共感が欠如しています。逆に失敗や批判に対してとても敏感で、自己評価を満たせないとすぐに激怒したりひどく落ち込むことがあります。これは裏で「自信のなさ」がこれらの感情を引き起こしているとされています。
自己愛性パーソナリティー障害の典型的な症例では、クレーマーなどとして社会でトラブルを起こしていたりすることが多いです。

 
 
 

・反(非)社会性パーソナリティ障害

 
 

男性に多く見られ、不満があると、我慢ができず衝動的で無責任自分の葛藤を行動にぶつけてしまうことがあります。このとき人に迷惑をかけたり、危害を与えたとしても自分の行動を正当化し、反省することはありません。欲しいものを手に入れるため、自分が単に楽しむためには他人を利用することもあるとされます。
これらのタイプに当てはまる方の中にはアルコール依存、薬物依存などが見られることがあります。

 
 
 

・演技性パーソナリティー障害

 
 

こちらは別名ヒステリー性パーソナリティー障害と言われます。他人の注目を集めたい傾向にあり、行動が演技がかっており感情的、さらには自分の外見を気にします。表現力が豊かで友人はすぐにできますが、たいていそれらの関係は表面的で一時的に終わることが多いです。
これらのタイプは、異性に対して性的に挑発するような行動をとったり、性的な関係を求めていない相手にも性的な関係を持ち込んだりすることがありますが、本来求めているのは性的関係ではなく、守ってもらいたいなどの感情の裏返しであることがあります。

 
 


 
 

wing C群 (不安で内向的であることが特徴)

 
 

・依存性パーソナリティー障害

 
 

自分の能力に対し強い不安を抱き、大きな物事の決断や責任は他人任せにします。また、自分より相手の欲求を満たすことを優先します。このような行動をとるのは、頼りにしている人を怒らせるのが怖く、自分の意見を言いたがらないことや、他の人は自分よりも能力があると信じているからです。
これらのタイプは時に長期間病気の状態が続いていたり、身体障がいを持つ方に発症することがあります。

 
 
 

・強迫性パーソナリティー障害

 
 

何事に対しても完璧主義で几帳面、頼りになりますが、物事を柔軟に考えることができないため変化に適応できません。成績優秀で責任感は強いことが多いですが、間違いを恐れるあまりなかなか大きな決断が下せません。
ルールを守ることに極端に固執するため、周囲の人がそれを守らないことが許せず、摩擦が生じてしまうこともあります。
これらのタイプは知的分野で成功をおさめた方に見られることがあります。

 
 
 

・回避性(不安性)パーソナリティー障害

 
 

本当は傷つくことや失敗することを恐れるあまり、人と接触したり物事に挑戦することができず、何もしないことが一番安全だと思っています。どうせ自分にはできない、どうせ自分は他人から嫌われてしまうと言って否定的な感情を持っており、不安感や緊張が強くいつもオドオドしています。
両親が過度に批判したり、過保護であったりすることが発症の原因のひとつと考えられています。

 
 


 
 

これらのパーソナリティ障害の共通の特徴としては、発達期から(遅くとも思春期から成人期早期から)その徴候が認められること、認知、感情、衝動コントロール、対人関係といったパーソナリティ機能の広い領域に障害が及んでいること、その徴候が家庭や職場など広い場面で見受けられるなどを挙げることができます。

 
 

④ パーソナリティー障害の治療・対策

 
 

1.カウンセリングや行動療法

 
 

パーソナリティー障害に悩む方の多くは、長期にわたって治療を行うことになります。中でも、精神科医や臨床心理士などによって行われるカウンセリングや行動療法などの精神療法は、患者と治療者が協力し、患者本人が「治したい」と思うことが大切になってくるでしょう。
この病気は、本人が自分の思考や行動に問題があると思っていないので、その事実を認識させることが必要になってきます。治療者は繰り返しそれを指摘し、ときには、行動に制限を加えることも必要となります。
また、パーソナリティー障害には家族が影響することも多いため、家族の介入があると治療に役立ちます。

かつてこの病気は改善せず長期間彼らを苦しめると言われていましたが、最近では年齢を重ねることによって徐々に軽快することが分かっており、治療による効果も見られると知られるようになってきました。

 
 


 

2.薬物療法

 

 

パーソナリティー障害は不安や抑うつなど、他の精神障害を引き起こすことがあります。それらの症状が見られる場合には、そちらを治療するのが必要があります。このとき抗うつ剤や抗不安薬などの薬物療法で対応できるといわれています。

 
 

⑤ 終わりに…

 
 

いかがだったでしょうか?

 

パーソナリティ障害はあまり知られていない病気ですが、本人は自分が何か問題を引き起こしているという自覚がないので、自分から病院に行くことはあまりないと思います。なので、周囲や家族がおかしいと感じ、病院に相談しに来られるパターンが多いです。
もし、自分自身が周囲と衝突しやすいとか自己否定感が強かったりするようなことがあるなら、パーソナリティ障害の可能性があるということを視野にいれるといいかもしれません。

 

この病気は年齢とともに回復していくとも言われていますが、長い目でみていく必要がある病気です。治療することによって回復を早めることができるようなので、病院や専門家に相談してみることをオススメします。

 
 
 

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