双極性障害とは?症状や治療方法、うつ病との違いを紹介|就労継続支援事業所ルーツ川崎 | 就労移行ITスクール

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双極性障害とは?症状や治療方法、うつ病との違いを紹介|就労継続支援事業所ルーツ川崎

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こんにちは!ルーツ川崎です。

 

みなさんは「双極性障害」を知っていますか?

 

今回は、「躁(そう)うつ病」という言葉で知られるこの病気についてご紹介します。

 

目次

・双極性障害とは

・躁(そう)状態とは

・うつ病の違い

・双極性障害の患者数

・治療方法

・最後に

 

双極性障害とは


双極性障害とは躁状態とうつ状態を繰り返し、気分が高まったり落ち込んだりする脳の病気です。

 

気分の浮き沈みは誰にでもありますが、双極性障害ではうつ状態と躁状態が端的に表れます。

 

気分が高まる躁状態が激しいのが「双極Ⅰ型」、躁状態が軽い(軽躁状態)のが「双極Ⅱ型」です。

 

 

躁(そう)状態とは



躁状態とは気分が高ぶったり、眠らなくても元気になるなど、活動的な状態のことを言います。

 

激しい躁状態では怒りっぽくなったり、浪費をしたり、性的に逸脱することがある一方で、「いつもよりも活動的だな」と周囲に思われるような軽い状態は、軽躁状態と呼ばれます。

 

 

うつ病との違い



双極性障害ではゆううつな気分になったり、眠れなくなったり、食欲が低下するうつ状態が見られます。では、うつ病と双極性障害は何が違うのでしょうか?

 

双極性障害はうつ病と躁状態、もしくは軽躁状態を繰り返します。一方うつ病では、ゆううつな気分などの「抑うつ状態」が続きます。

 

うつ病でも気分のいい日はありますが、気分の高まりと抑うつ状態を繰り返すわけではありません。

双極性障害とうつ病は全く別の病気で、治療薬も異なるのです。

 

 

双極性障害の患者数


双極性障害の患者数ははっきりとしたデータは出ていませんが、世界的には約100人に1人、日本では、約500人に1人と言われています。

 

20代から30代前後に発症することが多いとされていますが、幅広い年齢で発症する病気で、また遺伝も認められていません。

 

 

治療方法


 

双極性障害には、主に薬物治療と精神療法の2つアプローチがあります。

 

専門家と相談しながら、どちらも組み合わせて治療していきましょう。

 

薬物治療

双極性障害の薬物治療で主に利用されるのは、「気分安定薬」。

 

先ほど紹介したように、うつ病とは治療薬が異なります。

 

うつ病だと思って治療を続けていたら薬の効果がなく、実は双極性障害だったということもあるので、しっかりと医師に相談しましょう。

 

精神療法

精神療法としては、家族療法、認知療法、社会リズム療法などがあげられます。

 

①家族療法
双極性障害に対する家族の理解を深め、患者さんと家族が協力して病気に立ち向かえるようにすることを目的にしています。

 

②認知療法
「できなかった」ではなく、「~はできた」と肯定的に捉える練習をし、うつ状態を乗り切るための考え方を身につけるのが目的です。



③対人関係・社会リズム療法
双極性障害では社会(生活)リズムの乱れが症状の悪化の誘因となることが知られています。

対人関係から生じるストレスを軽減させる対人関係療法と、社会生活のリズムを規則正しく整えることを目的とする社会リズム療法を組み合わせたものです。

 

 

最後に

 

いかがでしたか?

双極性障害について少しでも知ることができ、お役に立てればうれしいです。

 

ルーツでは、自分の状態を把握し生活リズムを整えるサポートをしています。

まずは、相談してみてくださいね!

 

 

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